松波町会だより 2022年4月338号

会長4年目の春に

松波町会長 竹下登志成

自分にたいした取り柄がないからでしょう、昔から人の話を楽しむくせがあります。『町会だより』に、松波で活躍する人たち 50 数人を紹介してきたのもその流れです。
例えばこんな人に話を聞く機会がありました。御粽司 川端道喜(おんちまきし かわばたどうき)さん。室町時代から代々、京都で和菓子をつくり続けている老舗で、当主は道喜に改名するならわしだと聞きました。
その昔、天皇家がとても貧しく、亡くなっても葬儀が出せず食うに困った時代に、せっせと餅をついては御所に運んだ功績から「御」の字を賜ったのだとか。

私がお目にかかったのは15代目。「どうしてこれまで 15 代も続けてこれたんだと思います?」とお聞きすると、すぐに「15代の間、誰一人として金儲けを考えなかったからでしょう」と答えが返ってきました。
たしかに、京都駅にも店も出さず、今も16代目が市内の北外れに小さな店を構えて、お茶の家元の初釜に欠かせない花びら餅や5月の「道喜粽」をつくっているはずです。

京都の街を支えている人を「京町衆」と呼びますが、道喜さんはまさしく京町衆を代表する人でした。いや京都に限らず、街を支えているのはきっと道喜さんのような人なのです。そう考えると松波にも、地味ですが、毎日この街を支えて動き回る人たちがたくさん見つかります。それが松波の財産なのだと思うと、この人たちが、めげずに楽しく活躍してくれるよう後押しをするのが町会の役割だと思えてくるのです。


第 67 回通常総会が開催されました
2022年4月24日(日)13時から第67回通常総会が開催されました。
会員総数1636世帯(2022年4月23日時点、賛助会員を除く)の内、出席47世帯、委任状836通により合計で883世帯となり、過半数の818世帯を超えたので、本総会は町会規約19条に基づいて成立しました。

 議事概要は以下の通りです。
◇町会長あいさつ
◇議長団(議長・書記)選出/議事録署名人選出
  議長に3丁目の矢島英輔さん、書記に3丁目の布施博孝さん、議事録署名人に1丁目の中村好春さん、1丁目の髙澤儀明さんが選出されました。
◇議事
・第1号議案 令和 3 年度事業報告の件
  竹下会長より報告が行われました。
         質疑応答の末、承認されました
・第2号議案 令和 3 年度収支決算報告承認の件 
  一般会計並びに特別会計/同監査報告
  総務部長より決算報告が行われ、高橋尚美監事による監査報告が行われました。
  第 1・2 号議案共に承認されました。
・第 3 号議案 令和 4 年度新役員承認の件(会長・副会長・監事)
  会長に竹下登志成さん、副会長に安田敏夫さん、関文夫さん(新)、監事に綾部吉也さん(新)、高橋尚美さんが承認されました。
・第 4 号議案 令和 4 年度事業計画(案)承認の件
・第 5 号議案 令和 4 年度収支予算(案)承認の件 
 一般会計並びに特別会計
  第 4・5 号議案共に承認されました。

◆行事カレンダーはこちらから年間予定表

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